友達がいない… 超高齢社会では人間関係も資産です!
社会人で30代・40代になると、
仕事、家庭、育児、介護、など
ライフスタイルの変化もさまざま。
学生時代の友達とも会う時間がなくなり、
新しい友達を作るのも気が重い、、。
いつの間にか友達といえる人は片手で数えられる程度になっていませんか?
普段は友達がいないことを意識しなくても、
仕事や家庭がひと段落したとき、
「このままで仕事と家の人間関係だけでいいのかな、、」と思ったり。
私も学生時代、何も意識せずにできた友達作りが
社会人、30代になると途端に難しく感じました。
超高齢社会を生きるには人間関係も大切な資産です。
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「自分にあった友達の作り方が分からない」
という方に、そもそも人間関係には友達以外の関係があること、
関係性別にアプローチ方法があること、
そのメリットデメリットも紹介します。
超高齢社会で避けることのできない人間関係の希薄化
内閣府が行った国際比較調査で
日本の高齢者の3割が親しい友人がいないと回答していました。
日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの4か国で
親しい友人がいないと答えた割合は日本が最大でした。
日本 | 31.3% |
アメリカ | 14.2% |
ドイツ | 13.5% |
スウェーデン | 9.9% |
参考:共同通信https://nordot.app/764995900568502272?c=39546741839462401
どうしてここまで友達のいない人が日本に多いのか?
それはやはり日本が65歳以上の高齢者人口率が
全人口の29%を超える超高齢社会だからです。
長寿になれば、仕事からの引退、家族の独立や離別、
病気によるコミュニティからの離脱などのライフイベントがあります。
その度に新たな人とのつながりがなければ、人間関係も減っていきます。
人間関係のピラミッド 顔見知り 知人 仲間 友達 親友
大人になるとなんで友達を作るのが難しくなるのでしょうか?
ここで、そもそも人間関係のおさらいをしてみましょう。
皆さんの人間関係をざっくりいうと、
顔見知り、知人、仲間、友達、親友と分けることができます。
まあ、言われてみれば当たり前の図式ですが、、、。
人によっては「え、仲間って友達より上の存在じゃない?」と思うかもしれません。
けれど、テニスは一緒によくやるテニスサークル仲間、
実はテニス以外のことを話題にしたことがない、なんてことがあります。
なので、仲間という関係は共通の目的や趣味がなくなると
その人間関係もなくなることがあり、
その意味でも友達のほうが上の存在です(もちろん、仲間でもあり友達でもありえます)。
学生時代は圧倒的に母数・共有時間が多い&関係性が上げやすい
なぜ学生時代、多少の友達がいたのでしょうか?
それは、先ほどのピラミッドが学校という狭いコミュニティに全てあるからです。
話したことはないけど名前と顔も知っている同じ学年の人もいれば(顔見知り)、
同じクラスで席が近くで雑談かわす程度の人(知人)、
部活が同じ人(仲間)、
カラオケとかファミレス、海行ったりする人(友達)、
バカ話から進路や恋愛、夢まで一緒に話せる人(親友)、、といった具合です。
まず圧倒的に顔見知り・知人になる母数が多い。
そしてその人間関係が同じ空間を長い時間一緒に過ごすことで
ピラミッドの1つ上の関係性が築きやすくなるんです。
社会人になっても人によっては学生時代と同じくらいの人数の人と、
接することがある人もいるでしょう。
大企業で同期が1000人もいる人や、
営業や渉外で年に1000枚名刺交換する人もいるでしょう。
学生時代と違うのは仕事で出会う人はどうしても利害が絡んでいるため
関係を上げにくいのです。
ピラミッド別アプローチ メリットとデメリット
では、30代40代の社会人がどうやって友達を作るのかピラミッド別に紹介します。
知人を増やす→食事系イベント、オールラウンドサークル
知人を増やす段階では、目的を絞り込まないイベントやサークルがいいです。
こういったイベントに参加する人はほとんど一人で参加することが多いので、
アウェイ感はありません。
ただし現在はコロナの影響でこういったイベントがほぼ中止されているので、
大規模な知り合い作りはできない状況です。
ジモティーなどの地域に根差した企画が集まるアプリでは
小規模なイベントが実施されているのでチェックしてみましょう。
メリット
デメリット
私はBBQイベントやスポーツ観戦イベントに参加しましたが、
元々そこまで社交的ではないので疲れました。
そしていくつかのイベントで仲良くしてくれた人たちが
それぞれネットワークビジネスに属する人でした、、。
こんな方におすすめ
- 仕事や家庭が忙しくて、単純に人とつながるチャンスがなかっただけの社交的な人
【関連記事】社会人30代40代 友達作りの第一歩 サークルから知人を増やすコツ
仲間を増やす→趣味系コミュニティ・ボランティア
趣味や社交性がないとハードルは高いですが、
そんな人でもカッチリはまることもあります。
仕事で目標や成果を達成することを意識して毎日を過ごしていると、
ゴールのないままダラダラと飲み食いしていることが難しい、だったり、
人によっては、役職や仕事のプライドが邪魔して、
仕事以外の話題でどうやって人とつながればいいかわからない、
ということもあります。
そのような人でも共通のゴールを持つ人同士であれば
程よいメリハリがあり仲良くなれます。
メリット
デメリット
私は最初映画のロケ地巡りの社会人サークルに入りました。
程よく初参加の人の割合もあり、ロケ地巡り後は飲み会もあり、
何人かの人とも仲良くなったりしました。
ただ、映画の話は確かに盛り上がりましたがそれ以外の話は特に発展せず、
いつの間にかまた一人になっていました。
そもそも映画が言うほど興味関心がなかったのに、
友達がいない不安に駆られて加入したことが原因かもしれません。笑
こんな方におすすめ
- じっくり腰を据えて人と仲良くなりたい人
友達を増やす…学校に通う
これができればいいのですが、友達を作るのは簡単ではないです。
それだけ友達は一生の財産にもなる貴重な存在なのです。
サークルやSNSで個人の人が友達募集中のメッセージを出していますが、
その本人が精神的に不安定だったり、なんらかの勧誘だったり、
あまりおすすめはしません。
やはり自然な流れで人間関係を作ることができるのが望ましいです。
条件としては下記のような点を満たすコミュニティや企画です。
大体こういったコミュニティです。
そう、学生に戻るんです。
理想は大学などに社会人入学することでしょう。
自分自身の価値観が広がり、人によっては新たなキャリア形成にもなりますし、
社会人になってから学校に通うと、
現役時代にはない、純粋な知的好奇心からくる勉強の楽しさも味わえます。
何だかんだで世代の違う人との交流も刺激になります。
ただ、社会人大学入学はあくまで理想。
ほとんどの人がそれにかけるお金や労力をかけることが難しいでしょう。
社会人大学入学ほどのハードルの高いものでなくても、
ほどほどのペースで通える教室系の習い事を始めるのが効果的です。
私の場合、社会人になって広報を勉強したくて企業主催のゼミに通いました。
社会人になってから机に向かって勉強することが新鮮で、
学生時代とは全く違う勉強の質、好奇心がありました。
そこで出会った人は同じく広報を学ぶことを目指す人です。
私の場合は多少仕事の色がありますが、今でも情報交換したり、
仕事や生き方についてよく話す人もできました。
趣味系の教室であれば、その教室を卒業した後に社会人サークルに入ったり、
教室が主催するイベントに参加したりすることで、
少しづつ知人→仲間→友達のステップを踏むこともできます。
趣味がない人は、今後の超高齢社会を生きるためには
家庭や仕事とは違う居場所を作ることが欠かせませんので、
こういった初心者でも始めることのできるレッスンから入るのも効果的ですよ。
30代40代社会人 友達の作り方 まとめ ‐学生時代を再現する!‐
長寿が進む現代で、40歳のあなたはここからさらに40年近く人生を送ることになります。
変化が激しい現代で、これまでに身につけた学びや成功事例だけを頼りに生きるのは
とてもリスキーな生き方です。
新しいことはもちろん、年下の人からも学んだり、
自分をアップデートする「学び直し」がとても大切です。
キャリアアップや生きがいを見つける意味でも
学校などで新しい人間関係を作りながら価値観を広げるのもいいです!