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障害者が年収を上げるためのロードマップ

https://www.live-super-aged-society.com

障害者雇用の給料で生活ができない、と苦しむ人が多いと思います。

その職場で障害のない健常者と同じ雇用体系で働くことや、

昇給昇進が難しい人もいるでしょう。

この記事で、色々なアプローチから年収を上げて、

自分らしく生活できるためのロードマップを作りました。

自分のペースでできる年収をあげるやり方を見つけることができますよ。

※当ブログの記事には広告が含まれています。

障害者の平均年収 

身体障害者が通常(週30時間以上)勤務で働くと平均年収は297万円です。

厚生労働省が5年に1度のペースで行っている、

「障害者雇用実態調査」というものから

障害者の平均月収が調査されています。

健常者の平均月収と比較しやすくするために、

障害者がフルタイムで勤務した場合の障害者の平均月収・年収が下記になります。

平均月収 年収換算

(月収×12か月)

健常者の

平均月収・年収

身体障害者

24.8万円

297万円

436万円

知的障害者

13.7万円

164万円

精神障害者

18.9万円

227万円

発達障害者 16.4万円

197万円

参考:「平成30年度 障害者雇用実態調査」

「令和元年度 民間給与実態統計調査」

障害の度合いや勤務体系により障害者の年収はかなり開きがあり、

一方で健常者の年収は基本的にフルタイム勤務なので、

障害者の平均年収と大きな差が出てしまいます。

そうは言っても障害者の年収は低い状況です。

関連記事:障害者が副収入を作るべき理由-“給料だけ”リスクを分散させよう-

「お金が人生のすべてではない」という人はいますが、

そういった人の大半は過去にお金を稼ぎまくってすでにゴールした人だったり、

もともとお金や資産があって困ったことがない人が多いような気がします。

やはり上記のような低い年収ではそんなきれいごとは

全く説得力がないと思います。

やはり自分らしく生きていくためにはお金という資産は

欠かすことができません。

これから紹介する年収を上げる方法は、

転職などの正論パターンから投資、節約による実質年収アップまであります。

私は無理したり頑張ることが苦手なので、

力まずにできるものを紹介しています。

年収アップの方法① 転職する

投資や副業などで年収を上げることができますが、

正攻法、かつ最も年収アップに直結するのが転職です。

投資をするにも投資にお金を投入できる“入金力”がものを言います。

生活をがっちり本業でカバーできるならそれに越したことはないです。

なによりも転職してキャリアやスキルを磨くことで、

あなたという人自身に稼ぐ力がつくことは、投資以上に貴重な資産になります。

とはいえ、そう簡単に転職に踏み出すことができないのが多くの人ではないでしょうか。

転職できるならとっくにやっているよ!

という人もいるかもしれません。

・やっと勝ち取った正社員で、転職しても同じように働けるか分からない

・転職して年収が上がるイメージがない

・退職を伝えるのが怖い

・給料は低いけど、障害や体調に合わせて働けている

など様々な事情で転職に踏み出すことができないこともあるでしょう。

転職をうまく進める簡単なポイントです

転職活動は退職してから始めるのではなく、在職中にやる。

 →退職してから転職活動をすると、日々の生活費や転職活動にかかわる出費で

  じわじわと貯金がなくなり、焦って条件の良くない求人に申し込みがちです。

  在職中にやれば、選考で落ちても次の採用を探せばいいので精神衛生上良いでしょう。

まずは転職エージェントに登録する。

 →どんな求人があるのか、自分にどんな適性があるのか、

  どれくらい年収アップが望めそうなのか、

  など、たとえ今すぐ転職をしないとしても

  転職市場での自分の価値を知ることはとても有効です。

  それで条件のいい求人が見つかれば応募すればいいだけです。

転職には転職サイトで求人を探しながらも

転職エージェントに登録しておけば自分に合った求人を紹介してもらえますし、

転職をうまく進めるためのアドバイスももらえるので登録しましょう。

障害者を専門とする転職エージェントとしてはエージェント・サーナが老舗です。


退職を伝えるのが怖いなら退職代行も検討する。

 今の状況を変えることが誰もがストレスを感じるものです。

 特に職場に退職を伝える、なんて想像しただけで恐ろしい、という人もいるでしょう。

 もう次の職場に内定が決まっているのなら、ちょっと我慢するだけと思いましょう。

 次の職場が決まってないけど退職したい場合や、

 内定は決まっていてもブラック職場すぎて自分から退職を言い出せない場合は、

 退職代行サービスもあります。

 退職時に有給休暇を効果的に使いながらこういった退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行サービスには株式会社が運営するものや弁護士事務所が運営するものもあります。

ただし安いだけで交渉を進めてくれなかったり、弁護士事務所で高額だったりします。

退職代行ガーディアンは労働組合法人が運営しており、

価格や確実性がバランスよく依頼できますよ。


年収アップの方法② 副業する

今の職場で給料が上がる見込みがない、ブラックな企業であれば、

転職して本業を改善すべきですが、

転職する・しないに関わらず、

そして障害の有無に関わらず、

これからの超高齢社会を生きる社会人は収入を作る方法や

お金を得る手段も複数あるべきです。

-平均寿命が伸びて、リタイア後の人生も長く年金だけでは不足する

-変化が激しい時代なのでどんな会社も10年後は分からない

-日本人の平均給与が過去30年近く上がっていないどころか下がっている

など、あげればキリがないですが超高齢社会ならではの問題です。

このような時代を生きる私たちは

サラリーマンの給料以外からもお金を稼ぐ力を身につける必要があります。

と言ってもいきなり本業レベルで稼ぐのは難しいかもしれませんし、

障害者に注意したいポイントもあります。

-本業を圧迫しないレベルで行う

-在宅やスキマ時間にできるものにする

-障害や体調を損なうほどの副業はしない

などは注意しましょう。

こんな副業があります。

-WEBモニター

-ポイ活

-株やFXの自動売買

最後の自動売買は厳密にいうと副業ではなく投資にあたるものですが

やり方によっては月々の小さな収入になるのでここに載せました。

関連記事:障害者が在宅でできる初心者向け副業おすすめ3選(副労働編)

年収アップの方法③ 投資 お金に働いてもらう

収入を上げる方法としてまず思い浮かぶのは投資でしょう。

どういう方法か分からないけど投資で年収を上げようと考えますよね。

けれど投資は年収を上げる手段としては2番手です。

投資は年収ではなく中長期的な資産を作る方法だからです。

投資で年収を上げることができる人はズバリお金を持っている人です。

年換算でどれだけの利益になるかを知る“年利”で考えてみてください。

株で年利100万円の利益にするには元手のお金はいくらくらいでしょうか?

投資で比較的リスクを抑えてやったとして、年利5%は優秀な成績です。

仮に年利5%で年間100万円の利益とするには元手は2000万円必要です。

もちろん投資には年利10%を超える手法や時期もありますが、

文字通りハイリスクハイリターンです。

〇〇株式会社の個別株で一発逆転の宝くじを狙うような投資はギャンブルです。

仮想通貨であれば年利1000%を超えるようなものもありますが、

こちらもお金をすべて失うリスクもあり、

そもそも素人にそのような銘柄を見つけることが現実的ではありません。

このような仮想通貨に投資する人は、

一見するとギャンブルをしているように見えます。

多くの人は仮想通貨とは別の資産でしっかりセーフティネットを作っていて、

仮想通貨の投資のお金は最悪ゼロになっても気にしない余裕資金で行っています。

Twitterで景気のよさそうなことをツイートしている人はたくさんいますが、

そのような情報に惑わされずに、

投資の原理原則である“なくしても気にならない余裕資金で行う”は意識しましょう。

投資をすることでお金の使い方に意識が行くようになる

年収アップに直結しないとは言っても、投資はすべき、と考えています。

私は投資を始めたことでお金に対する意識、日々の支出に対する意識、

細かく言えばコンビニで何気なく買うコーヒー1つ取っても、

“この100円で何か他にできることあるのでは?”と考えるようになりました。

また、投資の利益を投資に充てることによる“複利”が非常に重要です。

貯金であれば10万円を3年そのままに銀行口座に置いておいても、

今の金利ではほぼそのまま、3万円です。

しかし年利5%の投資で複利運用したとすると、

1年目は105000円、

2年目は110250円(105000円×1.05)、

3年目は115762.5円(110250円×1.05)

と確実に貯金より差が開いていきます。

ここから毎月定額を積立投資していけばなお一層効果が出ます。

投資の最大の武器は「時間」つみたてNISAで時間を味方にした資産つくり

投資の最大の武器は時間だと思いますので

少額でもいいので毎月積み立てできるようにしています。

複利や投資の基本は金融庁などでも分かりやすく説明してあり、

シミュレーションもあるので確認してみてください。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

つみたてNISAでほったらかしで資産を増やす

投資で何から始めればいいか分からない場合は、

税金面でもメリットがある

積立NISAで少額を毎月積み立てる方法がおすすめです。

私は楽天証券でやっており、楽天カードで引き落としつつポイントを貯めて、

日々の支払いも楽天カードでポイントを貯めて、

そのポイントを積立に回しています。

積立NISAについてはこちらの記事で紹介しています。

関連記事:積立NISA 障害年金受給者でも始められる投資

更にお得に積立NISAをするには楽天ポイントがたまる楽天カード&楽天証券です。

関連記事:障害年金受給者が楽天ポイントためながら積立NISAの始め方【月1000円からOK】

iDeCoでコツコツお得に自分年金つくり

障害者であっても寿命が延びる超高齢社会の今、

加齢がリスクになることがあります。

けれども老後にまで貯金を回せない、という人もいますよね。

そんなときはiDeCoで税控除などのメリットを活用して貯金の負担を軽減しましょう。

関連記事:障害者の老後の準備 iDeCoで自分年金つくり

年収アップの方法④ 固定費を見直す

副業や投資よりも着実で、

かつ効果が大きいのが毎月の支出・固定費を見直すことです。

例えば先ほどの投資で月1万円、つまり年間12万円の利益を生むのに、

元手がどれくらい必要かというと、

年利10%で利益を出せたとしても120万円が必要です。

しかし、月々の支出を見直せば月1万円くらいは結構すぐに削れる人もいます。

・スマホを大手キャリアの契約から格安SIMに切り替える。

 8000円→2000円

・何となく入っている医療保険や生命保険を解約する。

 5000円→1000円

・コンビニで毎日買うコーヒーを、自宅でタンブラーに入れたお茶にする。

 月2500円→500円

など、一つ一つの金額が少ないのであまり意識していないものが

積み重なることで支出が増えていきます。

携帯代や動画配信のサブスクリプションなど自動で引き落とされるものも

お金を払っている感覚をなくして、年間で計算すると結構な額になります。

支出を見直すことは節約、ではありますが、

それ以上に年収を上げるものである、という認識をもっておきたいですね。

私はウェブの検索などは基本Wifiのあるところでやって、

モバイルデータ使用量を抑えるようにして、

Povoで月0円にしています。

これまで月6000から7000円、年にすると7万円近くを携帯代に使っていたのが

一気に年間1万円以下になるので固定費見直しの効果は絶大です。

年収アップの方法⑤ 勉強する・スキルを身につける

本を読むことや勉強をすることが苦手、という人は多いです。

特に社会人になると障害者や健常者に問わず勉強をしない人が本当に多いです。

しかし、資格を取ることや勉強をしてスキルを身につけることは長期的に見ると、

収入アップには欠かせない手段だと思います。

普段勉強していない人であれば、勉強の内容は何でもいいです。

自分が興味を持てるものや、手軽に始められるもの、

普段のSNSや動画を見ることをやめて本を読む、などなど、、。

その積み重ねや最初の一歩が大事です。

もしお金に余裕があったり、今までの人生を大きく変えたいのであれば、

専門学校や大学、大学院に行くことをお勧めします。

私は働きながら勉強して大学院入試に合格してスキルを身につけることができました。

東大と東大大学院には教授にも障害のある先生がいるので

障害者には大学院なんて無理!なんて思い込みは取っ払ってしまいましょう。

大学院入試は“情報戦”なのでこのブログでも色々紹介して言います。

社会人で働きながら通えるコスパ重視の大学院はどこか?
社会人で働きながら通えるコスパ重視の大学院

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ここで書いたロードマップの内容全てできるようになると、

少しづつお金を稼いて増やすことができています。

規模は小さくても積み重ねていくと着実に効果は出てきますよ。

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