障害者には投資は難しい、と思っていませんか?
確かに金融についての知識はただでさえ学校で教わらないうえ、
友人や家族ともお金の話をしないことが多い日本で、
更に情報格差を強いられる障害者には遠いテーマに思えるかもしれません。
実際、日本人で投資信託や株式投資を行っている人は15%ほどしかいません。
しかし、貯金だけで将来や老後に備えるのは預金利率が0.001%の今では
不可能と言ってもいいでしょう。
障害年金受給していても投資がしたい。
そんな時に積立NISA(つみたてNISA)であれば、
月1000円など少額から積み立てることができます。
その中でも楽天証券と楽天カード決済による積立NISAであれば、
積立金額に応じて楽天ポイントがもらえてさらにお得です。
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この記事では積立NISAを楽天カードと楽天証券から始める方法を紹介しています。
これを読めば障害者投資家デビューですよ。
そもそも積立NISAって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
楽天ポイントを貯めながら積立NISAを始める手順
ざっくりと4つの手順で始めることができます。
①楽天カード入会
②楽天証券開設
③銘柄選び
④カード決済選択
既に楽天カードは持っている人もいるかもしれませんが
ひとつずつ順を追って説明します。
積立NISA開始手順①楽天カード入会
楽天証券で積立NISAをやるメリットは手数料の安さや
商品ラインナップの多さなどありますが、
最大のメリットは、
楽天カードで毎月の積立を支払うことで楽天ポイントが貯まる
ということです。(100円(税抜)につき1ポイント)
そのため楽天で積立NISAを始めるのであれば、
まずは楽天カードに申し込むことが必要です。
(楽天IDを持っていなければ楽天IDも同時に新規登録になります。)
楽天カードの入会はこちらからできます。
楽天カードのカスタマーサポートには手話通訳サービスがあります。
基本的には入力項目通りに進めれば問題ないと思いますが
聴覚障害のある人は手話通訳サービスから問い合わせもできます。
障害者だからクレジットカードの審査が通らない、ということはない
過去に別のクレジットカードを申し込んで審査に落ちた、
という経験がある人がいるかもしれません。
楽天カードは障害者だから審査に落ちる、ということはありません。
審査の基準は公開されていませんが、
収入が審査基準より下回っている場合は厳しい場合があります。
専業主婦や学生でも審査に通ることもあります。
もし働いていないで障害年金を受給している場合は、
“無職”ではなく“年金受給者”を選択してみましょう。
また、キャッシングは高い利子が付く(借金と考えると良いです)ので、
キャッシング枠は0円にするのがいいです。
※注釈:審査が通らなかった理由は開示されませんので、
ここでお伝えしている情報をもとに確実に審査が通る、
ということを保証するものではありません。
カード受け取り時には本人確認書類の提示が必要な場合も
カード申し込みには本人確認書類は必要ありませんが、
カードが郵送されて自宅で受け取る時に
顔写真付きの本人確認書類が必要な場合があります。
運転免許証やパスポートがあればそれで問題ありませんが
どちらも持っていない、という人もいると思います。
その場合、マイナンバーカードがあると本人確認書類になります。
(通知カードでは顔写真がありませんので利用できません)
障害者手帳も写真付きのものがありますが、
自治体によって住所の記載が無い、など書式が異なるためか、
楽天カードを含め金融機関では身分証明書としては有効ではないようです。
積立NISA開始手順②楽天証券の口座開設 総合口座とつみたてNISA口座を開設
楽天カードが手元に届いたら楽天証券で口座開設しましょう。
証券の口座には、
①総合取引口座
②つみたてNISA口座
があり、その2つを同時に開設します。
【楽天証券のHPはこちら】
申し込み時には運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。
運転免許証かマイナンバーカードであればスマホから取り込んでWEB上で完結できます。
積立NISA開始手順③銘柄選びーアメリカ株に投資できるインデックス投信がおすすめ
無事に楽天カードと楽天証券の口座は開設できましたか?
いよいよ投資する商品・銘柄を選ぶステップに来ました!
投資の考え方は人それぞれで、銘柄もたくさんあるので、
自分に合ったものを選べるのがベストですが、
参考までに私が選んでいる銘柄で紹介します。
私はアメリカの企業に広く投資ができるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)にしています。
S&P500とはアメリカの厳選された500社で構成される株価指数のことです。
株価指数とは例えば日本で言うと日経平均株価、東証株価指数TOPIXのことです。
日経平均株価は一部上場している大企業225社の株価を反映させた指数です。
S&P500は普段私たちが利用しているAmazonやGoogleなどのGAFAをはじめとする
アメリカの500社から構成される指数であり、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、
その株価指数に連動するように運用されています。(インデックス投信)
私が積立NISAでアメリカ株のインデックス投信に投資している理由は
長期で積立を前提にしているのであれば、
長期的には右肩上がりで伸びているアメリカ株全般に投資するのが効果的だからと考えるからです。
あくまで個人的な考えなので参考程度に理由をご覧ください。
■アメリカの株価や景気が悪くなって、
日本だけは株価・景気がいい、が想像できないから
■アメリカが景気良くなっても、
日本が景気良くなっているわけではないから
■日本の株価が良くなった時は
アメリカのほうがもっと良くなっているだろうから
■アメリカ株の時価総額が世界の約45%を占めているから
■日本の株価(日経平均株価)が30年間ほぼ成長していないから
■アメリカが悪くなると日本含め他国も悪くなるから
■分散するなら投信の銘柄や国ではなく、
為替や仮想通貨でしたほうがいいと思ったから
(それでも全体的に下落する)
積立NISAの銘柄は個別の一社だけに投資するものではなく、
S&P500のようにアメリカを代表する企業複数に分散して投資できる投資信託なので、
相場に対する知識がなくても
リスクを分散しながら続けることができるのがいい点ですね。
その中でもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は運用にかかる手数料が
他のものに比べてかなり安いというのもポイントです。
私は毎月自動で積立額が楽天カードで決済されるので、
基本放置です。
毎日チャートなんて見ません。
資産の増減もせいぜい月1回見るくらいで、
下がっても上がっても何もしていません。
それでも約3年でコロナショックで大きく落ちたあと、
V字回復して評価益が40%近く増えています。
もちろん長期の間に暴落し、
元本割れする時期も、
元値に戻るまで時間がかかる時期もあるでしょうから
一喜一憂しないでのんびり続けていきます。
楽天証券で積立NISAの商品注文の進め方
ここからはパソコンの画面から
実際に注文するまでの流れを画像付きで説明します。
①楽天証券のトップページから“NISAつみたてNISA”をクリック
→“ファンドを探す”からファンド名を入力して検索。
今回は“eMAXIS Slim米国株式(S&P500)”を注文します。
②検索で出てきた銘柄をクリックして銘柄の詳細に移る
③“積立注文”をクリック
④決済方法 楽天クレジットカードを選択
楽天カード決済にすると積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。
たとえ少額の積立であっても、ポイントがたまって、
楽天での買い物やポイントで投資をできることが
楽天で積立NISAをやる大きなメリットですね。
⑤積立金額を設定 100円~33,333円の間で設定可能
⑥分配金コース
分配金は、投資信託の運用で発生した利子や繰越利益を投資家に還元するもので、
投資信託によって毎月や、決算の年1回の時に支払われるものです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は目論見書では分配金を出す、とあるのですが、
実際には出ていないので、少額でやるのであれば一応再投資型にしてきましょう。
⑦ポイント利用
楽天ポイントを積立に足すことができます。
私は他の銘柄に投資したくなることも考えてポイントは利用していません。
ここは好みでいいでしょう。
⑧目論見書を確認する
目論見書(もくろみしょ)には投資信託の運用内容や方向性が書いてあります。
かなり細かく、最初は何を言っているかわからない部分もあるかもしれませんが、
自分のお金を託すので目を通しておきましょう。
あとは注文をするだけです!
積立NISAは、毎月同じ金額で投資信託を購入することで、
株価が高値の時は少額購入、安値の時に多く購入される“ドルコスト平均法”で
投資を続けることができます。
株価は長期的に見れば上昇しているので(アメリカは過去200年上昇してます)、
積立NISAの少額で長期に投資していくスタイルがぴったりはまります。
少額でも投資にお金を使うことで、
お金にお金を稼いでもらう感覚が身につく、
1000円の重みが分かることで日常のお金の使い方も変わる、
など投資以外にも良い影響が出てくると思います。
障害者雇用、障害者年金で将来が不安な人も、
自分自身でお金を稼ぐ、お金を増やす経験値を積むことで、
自分らしい自由な生き方に少しづつ近づいていけると思います。
楽天証券&楽天カードは他にも色々なお得な使い方があります。
楽天経済圏の使い方は今後も研究していきます。